クローラビリティを意識して巡回させやすくする
検索エンジンが行う作業というのは、大きく分けて3種類存在しています。
- ウェブサイトのリンクをたどるクロール
- サイトの情報をサーバーに送るインデックス
- その情報から順位を決めるランキング
これらの作業を実施しているものであり、そのうち最初の作業であるクロールの速度を上げる、サイトをクロールしやすくすることをクローラビリティと呼びます。
クローラビリティを確保するということはサイトを確実にかつクロールしやすくするために検索エンジンに情報が読みやすいページを心がける必要があります。
それにはルールに則ったhtmlにすることやリンクを適切に構築し次の階層やページを明確にしてやることでその情報を読み取りやすくすることが出来ます。
サイトは人に見てもらうためのものであり、訪問者にとって見やすいレイアウトを心がけることは当然ですが、それと同時に検索ロボットにも分かりやすいサイトにしてやることでそのクローラビリティを向上させる必要があるということです。
クローラビリティを上げるために必要な事
- htmlソースを文法通りに
- パンくずリストを作成して階層を
- サイトマップを作成して全ページへのリンク
まずはHtmlソースと呼ばれるものをルール通りに書くことで検索エンジンがたどりやすくなるということがあります。
ホームページ作成ソフトを利用するとhtmlなどを知らなくて綺麗に表示されるようになりますが、じつは文法としてはおかしかったりする場合にがあります。もちろん多少のものであれば検索ロボットは気にせずクロールしてくれますが、やはり文法通りの綺麗なソースの方が辿りやすいということはあります。
スピードを上げるためにも文法通りのhtmlソースを心がけるようにすることが望ましいです、当サイトではサイトの作成にはWordpressの利用を推進しています。Wordpressは文法通りで検索エンジンロボットがクロールしやすいので内部SEOに有利ですし、htmlを知らなくてもサイトが作成できるので初心者にもおすすめしている次第です。
パンくずリストを作成する
パンくずリストとは現在のページがそのサイトのどの階層にいるかということが分かるものであり、検索エンジンが現在の場所を把握できるだけでなくもちろん訪問者にとっても分かりやすいものとなっています。
訪問者に取っては便利ではあるものの決してそこまで重要なものでは無いかもしれません、トップページへの導線が構築されていればトップからのリンクをたどることでそのサイトを見ていくことが出来ますので。
しかし検索エンジンにとっては現在の位置を把握するために重要でありサイトのすべてをクロールしやすくなりますので設置して置くことが望ましいでしょう。
ワードプレスの場合にはプラグインをインストールすることで簡単にパンくずリストを設置出来ますので重宝すること間違いないでしょう。
サイトマップを作成する
サイトマップはそのサイトへの全てのページへのリンクを掲載するもので、訪問者にとっては階層もページもすべて見ることが出来ますのでリピータにとっては使いやすいものとなりますし、検索ロボットにおいてもサイトの構造を知ることが出来る上にそのサイトへのクロール速度も早めてくれるので作成して置くことが良いですね。
またサイトマップというものは2種類存在しています、いわゆる訪問者のためのhtmlサイトマップと検索エンジンに伝えるためのxmlサイトマップというものです。
htmlサイトマップは訪問者が見てすぐにわかるものであり、かつ検索エンジンにもリンクをたどってもらいやすくするものではあります。当サイトでは右上に設置してあるものですね。→サイトマップを見る
対してxmlサイトマップというのは訪問者には見せる必要が無く検索エンジンにのみ通知してクロールしてもらうためだけのサイトマップですので検索エンジン対策という意味で言えばこちらのxmlサイトマップがあれば良いかもしれません。
特にサイトを作成したばかりの場合には外部からのリンクが無い為にxmlサイトマップを検索エンジンに送信してやることでクロールしてもらえるようになりますからね。
いずれにしても両方設置して置くことで訪問者にも検索エンジンにも良いサイトとなりますので出来れば両方設置するようにしましょう。
ここでもやはりWordpressの場合にはhtmlもxmlサイトマップも両方ともにプラグインをインストールして簡単に作成することが出来ますので、Wordpressが内部SEOにも適しているということはこういったところにもあるということですね。
まとめ
クローラビリティは検索ロボットにリンクを辿りやすくするということであり、いかにその速度を上げるかということがポイントになります。
更新してもなかなかクロールしてもらえなければいつまでたってもインデックスされずに前の情報のまま検索結果が表示されることにもなりますし、クローラビリティを上げることは重要なポイントであるということです。
WordPressであればその作業を簡単に行えるのでSEOにも適したシステムであるということです。
しかしながら、検索エンジンにばかり向けたサイト作りでは本末転倒です、あくまでも訪問者にとって良い見やすいサイト作りを心がけてそれに加えて検索エンジン向けのサイト作成も行っていくということを忘れないようにしてください。
WordPressは訪問者向けに作れば検索ロボット向けにもなりますがパンくずリストやサイトマップの作成などは知らないと作ろうとすら思わないわけですからこれから作成する人はプラグインをインストールして作成することを忘れないようにしてください。